見出し一つにつき主張は一つ

見出し内の主張のまとめ方

 

伝えたい事を文章に複数詰め込むと、読み手に内容が伝わり難くなります。

また、安易に逆説文を挿入すると、意見が相反する二つの主張が並列するため、どっちつかずの文章になってしまいます

 

そうならないよう、一つの見出しやセンテンスには、一つの主張についての内容だけを書くようにしましょう。

 

悪い例の見本として、例文も交えて解説しましたので、参考にしてみてください。

 

 

見出し一つにつき、情報を一つに絞る 

見出しに導入する「主張」は、一つに絞るべきです。

文章を具体的に書こうと意識すると、情報をあれもこれもと詰め込むことがあります。

そうすると、非常に読み難い文章に仕上がってしまうので注意が必要です。

 

例えば、次のような文章は、改善したほうがいいでしょう。

 

 

【複数の主張が入った文章】

 

例)

見出し:ダイエットに適した有酸素運動

 

ウォーキングやジョギングといった有酸素運動は、脂肪燃焼効果が高いためダイエットに最適です。

体内に蓄えられた脂肪は、約10分間以上の有酸素運動を継続させることによって燃焼が始まります。

 

無酸素運動では、有酸素運動のように脂肪燃焼はされませんが、筋肉をつけることで基礎代謝が高まり、最終的には太り難い身体を作ります。

そのため、ダイエットには、有酸素運動だけではなく無酸素運動も欠かせません。

 

ー完ー

 

見出しには有酸素運動のことが書かれているのに、本文には有酸素運動から無酸素運動に話が逸れてまとめられています。

改善するには、無酸素運動について書かれている文章を、別に見出しを作って書いた方がいいです。

 

 

【一つの文章に逆説を含む二つの主張が入った文章】

以下の例文では、見出しで主張している内容と逆説で主張している内容の二つが、一つのセンテンスに含まれています。

読み手は、結局どっちなんだ?という印象を受けるでしょう。

 

例)

見出し:一つのセンテンスで主張するテーマは一つ

 

情報を詰め込みすぎると、訳が分からない文章になってしまいます。

そのため、一つのセンテンスに、入れることができるテーマは一つです。

 

しかし、時には複数の主張を入れて表現する場合もあります。

 

ー完ー

 

逆説の接続詞の、あまりよくない使い方です。

見出しでは、「主張するテーマは一つ」と言っているのに、「しかし」を使って逆の主張を展開しています。

 

こういう書き方をすると、見出しと前文の主張がテーマから外れてしまい、逆説の方がメインとなってしまいます。

この場合だと、「一つのセンテンスに複数の主張を入れるケース」というように、逆説の主張を見出しにした方が自然です。

 

 

記事見直しで文章の主張に統一感を出す 

記事を見直す時には、本文全体の主張が統一されているかどうかを確認しましょう。

 

タイトルや見出しはビシッと決まっているのに、本文で主張がぼやけている文章は、どこかで話が逸れている箇所があるはずです。

見直しの時に、その点を意識して練り直しましょう。

 

 

 

m-banner

ページの先頭へ