句読点の上手な打ち方
句読点の打ち方ルールを知っていますか?
句点は文章の終わりに挿入する「。」の記号のこと。
読点とは、文の途中、区切れに打たれている「、」のことです。
正しく使うことで、長文でも伝わりやすい文章を表現することができます。
ただ、意外に多いのが、いらない箇所に句読点を打ってしまっているケース。
句読点には、打ち方にルールがあります。ここでは、その打ち方について解説しました。
句読点を上手に使いこなせば、より読みやすく情報が正しく伝わる文章を作ることができますので、このページの情報をぜひ参考にしてください。
句点の改行ルールと、カッコがある場合の打ち方
句点は、文末に挿入します。
基本的には、この句点を区切りにして文の改行が行われます。句点の無いところで改行して、文を折り返すのはいけません。
ただ、一般のブログ記事の場合は、句点を意識せず改行されているケースが見かけられます。
これは、文を短くして読みやすくする目的がありますが、文字の多い解説文では、余計読み難くなるためやらない方がいいです。
原則的には、「改行するなら句点で!」と覚えておくといいでしょう。
【カッコ内の句点は無い方がいい?】
()や「」の中に句点を打っていいかどうか?について説明したいと思います。
これについては、厳密に言うとどちらも正解だという説がありますが、無駄を削る意味でもカッコ内の句点は省略したほうがいいでしょう。
例文)
×「私は~だと思った。」
○「私は~だと思った」
【段落末のカッコには句点を】
会話文に使われる「」は句点を省略するのが普通ですが、「」の文が文章全体の一部であり、段落末が「」で終わる場合は外に句点を打ちます。
例文)
彼が書いた日記の内容は、「昨日、私は彼女と外食をした」。
なぜこんな打ち方をするのかは、恐らくですが、会話文と違って「」が文章全体の一部と判断されるからだと思います。
【注釈()の句点ルール】
他には、注釈の()に関する句点のルール。
文末に注釈の()を付ける場合、以下のような文章形式が理想です。
例文)
“この方法でダイエットに成功した人の数は、○○人です(※○○企業調べ)。”
もしくは最後の句点も省略OKです。
間違い例)
“この方法でダイエットに成功した人の数は、○○人です。(※○○企業調べ)”
前文の文末には、句点を打たないほうがいいです。
読点の使い方と注意点
読点は文章の区切れに挿入することで、長文を読みやすくする役割があります。
打ち方は、主語や接続詞の後、文のまとまりごとに打つのが一般的です。
この読点は、句点よりもルールが曖昧であり、人によって打つ場所が違います。
基本的には、文章のリズムに違和感が無い様に打っていきますが、打つ場所によって意味が変わってしまう文もあるので注意が必要。
例えば次のような文章は、読点を打つ箇所だけで全く意味が変わってしまいます。
例文)
彼は腹を立てながら去っていく友達を遠目で見ていた。
この文章では、「彼は」の後に読点を打つと、腹を立てているのが友達になります。
それに対して、「腹を立てながら」の後に読点を打つと、彼自身が腹を立てていることになるのです。
このように、読点は、文章そのものの意味を変えてしまう事があるため、伝えたい文章の意味を考えながら打たなければなりません。