メリットを説明する時はデメリットの説明も
メリット記事の説得力を上げる方法
結構難しいのが、特定の商品やサービスのメリットを紹介することです。
やりすぎると”やらせ”感が出てしまい逆効果に。
ネット上に溢れている口コミ評判なども、偏った意見には信憑性が感じられないと思います。
そこで、ここではメリット記事を生かす方法について解説しました。
デメリットの説明があるからメリットの説明が生きる
何らかの商品・サービスの購入に直結するWEBサイト記事を書く場合、メリットばかりを書いては嘘っぽく見えてしまいます。
メリットの説明に真実味を持たすには、デメリットの説明が欠かせません。
例えば、インバウンドメディアで、ある特定の商品”A”を紹介する場合。(※インバウンドメディア……セールスのような積極的な売り込みをかけずに、集客する方法です。商品比較サイトのようなメディアがこれに該当します。)
記事には、”A”の強みを取り上げるだけではなく、足りない性能についてもきちんと説明します。
仮に、商品のデメリットを隠したままメリットだけを強調して紹介した場合、読み手がそれに気が付いた時に、記事の信憑性が薄れてしまうでしょう。
それに、メリットばかりの商品紹介は”やらせ記事”だと思われてしまうかもしれません。
わざとらしさを無くすには、プラス面と一緒にマイナス面も公開すること。
メリットは、デメリットとセットになってこそ生かされるのです。
メリットに具体的な根拠を添える
メリットを説明する時には、具体的な根拠も付け加えて説明しなくてはなりません。
例えば、「大手キャリア契約のスマホを使うメリット」を説明する場合。
例文)
最近、格安スマホが巷で話題に。
音声通話付きSIMカードとスマホのセットが、月々3000円~4000円前後という破格の料金で提供されています。
大手キャリアのスマホだと、データ容量を抑えた2Gプランの場合でも、通話無料プランを組み合わせて月額料金が7000円を超えてしまいます。
そうなると、圧倒的に格安スマホの方がお得感が強いですが、私は大手キャリアのスマホの方がおすすめだと考えています。
その理由は、「通信速度が速い」のと「通話料が断然安い」、この2つのメリットが格安スマホには無い大手キャリアスマホの魅力だからです。
~以下省略~
この文以降は、速度データや数字を提示して、大手キャリアを使う2点のメリットを具体的に説明します。
そうすることで、リードで言及したメリットの説明に説得力が出るのです。
もし、具体的な根拠の説明が無く、メリットだけ断言した場合、次のような感じの文章になると思います。
例文)
その理由は、「通信速度が速い」のと「通話料が断然安い」、この2つのメリットが格安スマホには無い、大手キャリアスマホの魅力だからです。
ですから、私は大手キャリアのスマホの方が、おすすめだと考えています。
根拠の説明が欠けていると、かなり自分勝手に結論づけた文章に見えると思います。
説得力が非常に薄いので、もっと内容に厚みが無いといけません。
デメリットが記事の主張にならないようにする
ここでは、メリットを生かすにはデメリットの説明も必要だということをお話しました。
良い面と悪い面の両方を紹介することで、メリットの説明に説得力がある文章を書くことができます。
ただし、デメリットを全面に出してしまうと、ただディスっただけの記事になるので注意が必要です。
例えば、”スマホAは性能がいいのだけれど高い”と書くと、高いことがその記事の主張になってしまいます。
“スマホAは高いけれど性能がいい”と書いた方が、デメリットを添えながらメリットの方が主張されているので、商品・サービス訴求の記事には向いているでしょう。
双方、ちょっとしたニュアンスの違いですが、メリットとデメリットの順番が変わると、記事の主張そのものが変わってしまいますので注意が必要です。